材料・表面工学研究所を構える市内荻窪の関東学院大学湘南・小田原キャンパスに今年4月、新たに機能性食品科学研究所が開所。8月8日に記念シンポジウムが行われ、大学関係者と企業関係者約70人が集まった。
規矩大義学長は「研究の成果を地域に役立て、皆様から可愛がっていただける研究所にしていけたら」とあいさつ。山田哲雄所長は「大豆の栄養素を活用し、社会に貢献できる研究所にしていきたい」と話した。
シンポジウムでは角田光淳博士と松本雄宇博士が大豆の可能性と多様な機能性について講演。超微粉の大豆粉「ミラクルきなっこK―1」を開発した角田博士は「大豆は畑の肉、大地の黄金と呼ばれている。開発が進めば卵、乳、小麦の食物アレルギーを持つ子どもたちにとっても朗報になる」と話している。
産学連携に期待
同大学は、地域産業の発展と人材育成、学術研究の向上を目的に小田原箱根商工会議所と今年5月に包括的産学連携協定を結んでいる。7月には同会議所の会員約30人が視察に訪れた。鈴木悌介会頭は「連携できることはたくさんあるのでは。研究内容を知り、イメージを膨らませていきたい」と期待を寄せた。
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