2019年3月末で閉鎖が決まっている小田原少年院で10月27日(土)、最後の施設見学会が実施される。午後1時30分から3時。参加自由で、公共交通機関で来場のこと。
同院は1875年に旧小田原藩の獄舎として使用されていたものを、県監獄本署小田原支署と称した。その後1906年に谷津に移転し、小田原少年刑務所として独立。関東大震災などで建物の一部が損壊するなど被害を受けた。当時の建物が現在も使用されており、歴史的建造物としての価値も高い。院内には樹齢300年以上とされるクスノキなどもある。
毎年約70人が職業能力指導などを受け、卒院する同院。近隣のボランティアが授業で講師を務めるなど、地域との交流も盛んだった。
地域住民向けに毎年開催している施設見学会。今回最後のため、応募制ではなく希望者全員が入場できる。また、閉鎖までのスケジュールなどを説明し、質疑応答も行われる予定。担当者は「これまでの感謝の気持ちを伝えたい」と話している。
問い合わせは同院【電話】0465・34・8148へ。
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