年齢にとらわれず自由で生き生きとした生活を送る高齢者や、地域の社会活動を積極的に行っている高齢者の団体に、内閣府が贈る「エイジレス章」。このほど、市内飯田岡在住の香川勝久さん(79)が小田原市で初めて受章、10月11日には市庁舎で加藤憲一市長から賞状と楯が授与された。
香川さんは2001年におだわらシルバー大学を卒業。同期メンバーと民話を伝承する「さざなみ会」を設立した。地元小田原に伝わる民話を語り継ぐため、小学校や老人ホームを定期的に訪問。民話の語り聞かせや、おもちゃ作りを行っている。また、保護司や自治会長、学校評議員なども兼務し、青少年の健全育成や住みやすいまちづくりのために貢献してきた。それら長年にわたる地域活動が評価され、今回の受章にいたった。
加藤市長は「まだまだお元気なので、これを励みに引き続き活躍していただきたい」と述べた。香川さんは「特別なことをやっている訳ではなく、好きなことをやってきただけ。今後も継続できれば」と笑顔で語った。
同章は内閣府が2000年度から実施。受章者(団体)の活動事例を広く紹介することで高齢者の生き方の参考になればと毎年行われている。19回目の今年度は個人58人と44団体が表章された。
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