小田急電鉄小田原駅長に就任した 松本 栄一郎さん 南鴨宮在住 52歳
旅の玄関口で安全を守る
○…4月から小田急線小田原駅長に就任。併せて小田原駅から鶴巻温泉駅までの小田原管区の管区長も務める。一日約6万6千人が利用する地元の駅での勤務に「皆さまの安心と安全を守っていきたい」と意気込む。
○…生まれも育ちも南鴨宮。少年時代、地元のタカハシスポーツクラブで野球を始め、5年生になると鴨宮コンドルズに入団。「ちょうどチームができた時だった」と懐かしむ。鴨宮中を経て、西湘高校に進学。ここでも同好会から部活に切り替わるタイミングで野球部に入部し、高3の夏には県ベスト16入りを果たした。「公立校で上位まで進出できたことは、今も良い思い出」と笑顔を見せる。同じく鉄道マンだった父の背中を追い、高校卒業と同時に小田急電鉄に入社。小田原駅の副駅長や本社勤務などを経て、今年3月までは下北沢駅長として都心のターミナル駅を支えた。ちょうど駅の大規模改修と重なり、安全面には特に気を使ったという。
○…健康維持とリフレッシュを兼ね、休暇にはロードバイクでサイクリングに出かける。仲間と丹沢方面を目指すことが多く、「三保ダムの方まで行くと本当に景色も最高で。箱根にも行きたいのだけど体がもつか心配」と笑う。「地元勤務となったので、家族と過ごす時間も増えました」。2人の子どもの成長は働くパワーの源だ。
○…「外国人の方がものすごく増えた」。9年ぶりの勤務となる小田原駅の最初の印象だ。ラグビーW杯日本大会、東京オリンピック・パラリンピックの開催が迫り、さらに外国人客の増加が見込まれる。「鉄道各社との連携が取れている小田原駅の強みも活かしたい」。グローバル化が進む小田原の玄関口で、これまでの経験を最大限に発揮してくれるだろう。
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