男子800mで、クレイアーロン竜波さん(3年)が1分50秒24で優勝し、連覇を達成した。6月に自身が持つ高校記録を塗り替え日本選手権を制した日本一の男は、IHでもやはり強かった。
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「追われる立場になる事はわかっていた。タイムより勝つこと」を第一に臨んだ。序盤、他校の2年生選手が飛び出すとピタリと背後につき、スパートの機会をうかがった。500m付近で抜き去ると後続を離してゴール。暴風雨という状況下でも「条件は皆平等」。冷静に、地力の差を見せつけた圧巻の走りだった。
IHで優勝するために入学した相洋で「連覇を目標に練習し、達成できたのでうれしい。3年間で成長できた」と振り返る。レース後「(序盤引っ張った下級生に向け)いやぁあれは凄いですね。思い切りのよい選手が出てきてくれると800mが面白くなる」と話したクレイさん。後進の足音を感じながら、自身は高校界に別れを告げ、日本、そして世界のトップへと歩みを進めていく。惜しくもマイルリレーとの2冠は叶わなかったが「この仲間と走れてよかった」と笑顔で締めた。
雪辱期すマイルで叶えた約束男子4×400mリレーで銅
相洋高男子がマイルリレーで3位に入り、銅メダルを獲得した。
マイルは昨大会、優勝を目前にしながら3-4走間で痛恨のバトンミスをし、7位に沈んだ種目。当時3走だった山本毅主将はバトンを渡しきれなかったメルドラムアランさん(2019年卒)から、今大会前「がんばれ」とのメッセージを受けとっていた。
下馬評では優勝候補筆頭だっただけに「個々の力を出し切れなかった」と悔やむも、「精一杯の力で3位になったので悔いはない。メダルを取れたと先輩に報告します」(山本主将)
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