小田原藩龍馬会(神戸洋一会長)が8月30日から9月1日の3日間、「第5回龍馬塾」を開催した。幕末の志士・坂本龍馬のような未来のリーダーを育成しようと開かれているもので、今年は地元企業の若手社員や大学生17人が参加した。
塾生たちは、経営者らによる講義や職業体験、ざっくばらんに語り合う「芋こじ夜会」などを通じ、過去と現在を振り返り、将来像を描く「夢・志マップ」を作成。最終日に一人ひとりが塾での気づきをもとに、人生の着地点を発表しあった。
(株)ちぼりHDから参加した照沼龍也さん(30)はヒット商品を開発したい決意を語り「毎日30分、お菓子の勉強をする時間を持つ」と具体的な道筋を披露、拍手を浴びた。武里歩さん(26・さがみ信用金庫)は「客を増やすには地域自体に魅力が必要」という講義内容に触れ「自分の業績だけじゃなく、もっと広くその先をみて地元に貢献したい」と振り返った。
発起人であり、塾長を務める蓑宮武夫氏は「知識だけでは未完成、それをどう実践していくか。一歩踏み出すきっかけにしてもらえれば」と総括。また卒塾式では塾長の交代も発表され、2代目塾長に鈴木博晶氏(株式会社鈴廣蒲鉾本店代表取締役)が選出された。
小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|