東京2020オリンピック聖火リレーで、神奈川県内を走る聖火ランナーが12月17日に発表され、小田原市と箱根・湯河原・真鶴町から5人が選ばれた。
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第一報を受け「びっくりしました」と流ちょうな日本語で話すのは旭丘高校2年のバトツェツェゲ・オチルサイハンさん=写真。「相撲で強くなりたい」とモンゴルから来日してきた留学生だ。当時東京開催について知らなかったというオチルさんは、日本で生活し、言葉を習得するうちに「テレビでも話題になり意識するようになった」と話す。学校の推薦を受け提出したエントリーシートには、相撲を通して地域の子どもたちと交流していることに触れ、「元気をもらっている、その恩返しができたら」と思いをつづった。
公募51に対し8417人が応募、約165倍の狭き門を突破して選出され、6月29日に約200mの距離を走る。聖火を運ぶ夏は、高校横綱をかけた8月のインターハイに向けての大切な時期。「相撲も聖火ランナーもどちらも頑張りたい」と意欲十分だ。また、モンゴルにいるおばが現在五輪出場を視野に入れるレスリング選手という事もあり、「東京五輪の舞台で再会できたら」と思いをはせる。水野浩理事長は「相撲で小田原から世界へ活躍している。選ばれてうれしい限り」と話し、指導する岸田光弘監督は「一生に一度の機会。感謝の気持ちを持って走ってほしい」とエールを送った。
このほか小田原市からは鎧塚俊彦さんが選出。3町から、近藤美七海さん(箱根町)、中村歩さん(湯河原町)、露木行雄さん(湯河原町/真鶴町)が選ばれた。
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