県とJAかながわ西湘が、公募していた県西地域産のレモンの愛称(ブランド名)を「湘南潮彩(しおさい)レモン」に決定し、1月24日に発表した。ブランド化を進め、販売促進につなげたい考えだ。
昨年8月から9月にかけて行われた公募には282件の応募があり、同JA農産物直売所の来店者への消費者調査や、県関係機関等による審査会を経て決定した。愛称に合わせて制作したロゴマークには、相模湾や潮風をイメージさせるサーファーやカモメ、雲をデザイン。店頭での販促やイベントなどで活用する予定だ。
県西地域県政総合センター地域農政推進課では「消費者にPRし、広く浸透することで県西産レモンの販売促進につながれば」と期待を寄せる。
同JAでは、地域の特産品としてレモン栽培を推奨しており、2018年から管内農業者がレモン苗木(ビアフランカ)を購入する際に助成を行っている。初年度は約1200本、今年度は約800本の助成を予定しているという。
商品化に意欲
受賞の連絡を受けて「びっくりした」と笑顔を見せるのは、愛称を考案し最優秀賞に選ばれた谷口勇さん(42・小田原市酒匂)。「潮風をたくさん浴びて、甘さと酸味のバランスが良く、黄色の色合いもきれいに出ているイメージ」を名称に込めたという。
土産物を扱う有限会社谷和(市内鬼柳)を営み、県西部を中心に栽培される柑橘「湘南ゴールド」を使った菓子などを商品化している。「地域の食材の良さを知ってもらうきっかけになれば。レモンの甘酸っぱさを活かしたケーキやゼリーなどを作りたい」と新商品への意欲を見せている。
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