相洋高校和太鼓部が昨年12月に行われた第30回高等学校郷土芸能発表会の和太鼓部門で優勝にあたる知事賞を受賞した。文化部のインターハイに位置づけられる全国高校総合文化祭への出場権を2年ぶりに獲得した。
披露したのは『荒波』と『花と風』の2曲。『花と風』は29代目のために、田島和幸顧問が中心となって書き下ろした同部10年ぶりとなる新曲だ。
譜面が配られた昨年6月から「どんな曲が全くわからない」(高井美波副部長)中で練習を開始。8月の大会で初披露したが「やっと曲の全体像がみえたけど、自分たちの曲にできなかった」(藤上卓士副部長)。悔しさを胸に、今大会でもう一度同じ演目に挑戦することを決めたという。
その後、何度もイメージを話し合い、打ち方の試行錯誤を重ねてきた。見せ場となる吉田昴生部長を中心としたソロパートは、掛け合う藤上さんらとテンポが合わず、口論になることもあったが「ぶつかりあって一つにまとまれた」(吉田部長)。ステージ上では一体感のある演奏で一本の花木を演じきり、王座についた。
「まだ伸びしろがある。アレンジを加え、皆でこれだと思う答えを探していきたい」と吉田部長。今夏全国で披露する日まで…さらに”自分色”に染め上げていく。
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