箱根町立箱根の森小学校で2月5日、毎年恒例の3年生児童と富士屋ホテル(湯本)に勤務する海外研修生との交流会が行われた。日本の遊びやクイズを通して年齢や国境を超え親交を深めた。
交流会は、観光地箱根に育つ子どもたちに外国人と接する機会をつくるとともに、おもてなしの心を育てることを目的に教育の一環として行われている。
今年は台湾、韓国、ポーランドの研修生5人が同校を訪れた。児童14人は、箱根登山鉄道や町内にある神社、温泉など、映像や解説を交えて箱根の魅力を紹介した。レクリエーションでは、羽根つきやおてだま、だるまさんが転んだなど遊びを一緒に楽しんだ。韓国出身の金京建(キムギョンゴン)さんは「韓国には日本と共通する遊びもあり、子どもの頃を思い出した。児童と触れ合えて楽しかった」と笑顔を見せた。
交流会のメニューは、研修生に箱根の魅力や日本の文化を知ってもらおうと児童らが考えた。資料集めや聞き取りなどのために取材に出掛けたこともあったという。リハーサルも行い、昨年12月から準備を進めてきた。担任の鈴木文栄教諭は「研修生をもてなしたい、箱根を好きになってもらいたいという思いで子どもたちは取り組んでいた。リハーサルと違った所もあったが、当日の方が良くできていた」と児童を褒めた。富士屋ホテルの担当者は「研修生にとって仕事では得られないものが得られたと思う」と話した。
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