神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

湘南ベルマーレでJリーグデビューを果たした現役高校生 田中 聡さん 相洋高3年 18歳

公開:2020年8月15日

  • X
  • LINE
  • hatena

サッカー一筋、これからも

 ○…リーグ再開後の7月8日、ついにJのピッチに立った。「やるっきゃない!自分らしく楽しもう」。メンバー入りを告げられた時の緊張や不安は、ピッチ上では自然と消えていた。相手の裏を通すパスや、飛躍を予感させるミドルシュート。「持ち味の守備の良さを出せず、何もできなかった」と悔しさが先に出るが、出場した15分間は、確かな一歩を踏み出した瞬間でもあった。

 ○…サッカー一家のもとに生まれた4人兄弟の次男坊。プロ選手、それは小学1年で兄と共にプレーを始めた頃からの揺るがない目標だった。チームの練習がない時は兄弟で公園に出かけ、ボールを蹴りあった日々は「今となってはかけがえのない時間」。プロ入りを「憧れで終わらせない」という少年の誓いは、家族の夢でもあった。故郷の長野を離れ、高校入学と同時に湘南ベルマーレU―15に入ると決めたのも、ハイレベルな環境を求めるがこそ。トップ昇格を果たし念願の道を拓いた時、背中を押してくれる家族へ、真っ先に感謝を届けた。

 ○…体格に恵まれたわけではなく、入団当時は相手に弾き飛ばされることもしばしばだった。だが、昨年U―17日本代表としてW杯に出場するなど経験を重ねるごとに心身ともに成長。『走るサッカー』を信条とする湘南で「戦う姿勢が自分のものになってきた」と手応えも感じている。

 ○…つい先日、相洋高の制服姿で街を歩いていると「サポーターから声をかけられたんです」。はにかむ姿に少年の面影が残るが、日常にも芽生え始めたプロの実感と覚悟。「チームの戦力になり、いずれA代表に入るような、皆に認められる選手になりたい」。寝ても覚めてもサッカー一筋。幼き夢を叶えた今、次のステージは無限だ。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6

大橋 史明(ふみあき)さん

箱根登山電車3000形「アレグラ号」の就役10周年を記念した写真展を行う

大橋 史明(ふみあき)さん

秦野市室町在住 28歳

11月23日

中津川 樹生(みきお)さん

11月30日から開催されるODAWARAえっさホイおどり2024の実行委員長を務める

中津川 樹生(みきお)さん

松田町在住 28歳

11月16日

江成 結己さん

創立70周年を迎えた税理士法人エナリの共同代表を務める

江成 結己さん

小田原市城山勤務 34歳

11月9日

千石 ふみ子さん

令和6年度行政相談委員総務大臣表彰を受賞した

千石 ふみ子さん

真鶴町真鶴在住 70歳

11月2日

瀬戸 ひふ美さん

来春、「YES インターナショナルスクール 小田原校」を開校する

瀬戸 ひふ美さん

小田原市城山在住 40歳

10月26日

栗原 早苗さん

ヴォックス音楽吟詠会の全国決勝大会「81歳以上の部」で優勝した

栗原 早苗さん

小田原市荻窪在住 82歳

10月19日

あっとほーむデスク

  • 11月23日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 11月9日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 1/Fゆらぎ

    元セリエA記者・佐藤貴洋がFリーグ解析

    1/Fゆらぎ

    1/fゆらぎのような「五感に響く心地よさ」をFリーグで

    11月23日

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook