湯河原町議会議員の土屋由希子氏(地域政党ゆがわら代表)は1月25日、同町に対し、町税等徴収対策強化特別委員会秘密会の議事内容を口外したとして受けた懲罰の取り消しを求め、横浜地裁に提訴した。土屋氏は23日に湯河原町商工会館で行われた会合で、支援者らに「発言内容は過去に開催した特別委員会の議事録にあるものと同一であり秘密の内容ではない」と主張。また、「町が滞納者リストを議会に開示しているのは個人情報保護条例違反であり、プライバシーの侵害にあたる」と指摘している。
経 緯
土屋氏は昨年9月の町議会一般質問で、町税等徴収対策強化特別委員会で町側から氏名などが記載されている税滞納者リストが議員に提供され、その後も回収されていないことを取り上げた。町議会は、特定の個人情報が含まれるため口外してはならない秘密会の議事だったとして、村瀨公大議長が発言の取り消しを勧告し受け入れた。その後、土屋氏は自身のSNS上に秘密会の議事を投稿。他の町議から懲罰動議が出され、懲罰特別委員会で「公開の議場における陳謝」が決議された。しかし土屋氏は「認識に違いがあり、また議会が作成した文面は納得のいく内容ではない」と陳謝を拒否したことから、さらに重い「議会出席停止1日」が決議され9月29日、議場から退場していた。
提訴に関して同町の担当者は「訴状を見ていないので現段階ではコメントできない」としている。
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