教育現場でのICT(情報通信技術)活用を促進し、創造性を育む教育の実現に向けて国が進める「GIGAスクール構想」。小中学生に1人1台学習用端末を提供し、一人ひとりに合った学びの環境整備を目指す。県西1市3町でも小中学校への端末配布が進められている。
小田原市では現在、市内の児童・生徒をはじめ、教員向けにノート型端末「クロームブック」約1万4000台の配布を進めている。市教育指導課によると、市は4月から同端末を活用した授業を本格稼働するとしている。
端末を活用することで、教室では双方向型の一斉授業が可能になるほか、子どもたち一人ひとりが自分の考えを互いにリアルタイムに共有しやすくなる。例えば、導入予定の授業支援ソフトウェア「オクリンク」を使えば、端末上で児童・生徒が自分の考えをカードに記入し、そのカードを並べ替えたり、つなげたりしてプレゼンテーションすることもできる。また協働で発表資料を作成することなどにも生かせるという。
このほか、各自の学習進度に応じて学べる個別学習ソフトも導入される。解答は自動採点され、教員にとっては児童・生徒の学習状況を把握しやすくなる。
箱根町、湯河原町、真鶴町でも、町ごとに配布時期に違いはあるが、端末の整備が進んでいる。運用開始時期は各学校の判断になるが、概ね4月ごろから活用されるとみられる。
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