2月14日から3月30日に開催された神奈川県ジュニア選手権大会で、神奈中インドアテニススクール所属の高橋光さん(14・泉中学校3年)が、14歳以下男子シングルスで優勝した。2年前の12歳以下に続く2大会連続の頂点だ(昨年は新型コロナの影響で大会中止)。
同大会で高橋さんは第1シード。優勝の最右翼だが「関東や全国につながるので緊張していた」という。大会は8ゲーム・1セット先取の特別ルール。高橋さんは「調子のバロメーター」というバックハンドのストレートがよく決まり、順当に勝ち上がった。
さらに、ひとつ手ごたえを感じたのが準々決勝。いつもの「相手の力を利用する」ではなく「自分から打っていく」スタイルで挑み、タイブレークにまでもつれた接戦を勝ち切った。「コーチからいつも練習で、攻めていけと言われている」。課題だった強気のプレーが実践できたことは大きな収穫だった。
準決勝を8―4で勝ち上がると、決勝では小田切楽さん(荏原SSC)を、ショートクロスなどを交え前後に揺さぶる作戦通りの展開で8―3で勝利。「夏の関東ジュニア出場が決まってホッとした」と笑顔を見せた。
高橋さんを指導する藤代昌也コーチは「もとから技術は全国でも通じると思う。この先のレベルでは気持ちの強いプレーが必要になる。このまま続けて欲しい」と期待を込めて語った。
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