小田原市議会6月定例会が2日、開会した。6月22日までの日程で、議案審議などが行われる。
2021年度一般会計補正予算案は総額5億2453万9千円(補正後予算額700億4789万4千円)。新型コロナウイルス感染症対策関連として、低所得の子育て世帯に対する生活支援特別給付金やおだわら予約制PCRセンター運営費補助金等の増額などに1億9169万1千円を盛り込んでいる。また子育て・教育とデジタル技術の活用策として、公立保育所と幼稚園にICT化による園務システム導入などに4037万6千円、文化や歴史関係では伝統工法に通じた職人の育成や旧松本剛吉別邸や皆春荘、旧内野醤油店(国登録有形文化財)の保全などに2143万6千円を盛り込んだ。
病院事業会計の補正予算は、新市立病院建設基金の積み立てなどで111万円(補正後予算額146億7728万1千円)。
条例議案は2件。その一つが「押印を求める手続の見直し等のための関係条例の整備に関する条例」の制定。これは行政手続における市民らの負担軽減と利便性向上を図る見直しを進める際、必要となる関連条例を一括で改正するためのものとなる。
そのほかは報告4件、事件議案3件、人事案1件となっている。各議案は7日の本会議質疑の後、各常任委員会に付託。16日に各委員長報告が行われ、採決される。
一般質問は16日から22日まで行われる予定だ。
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