県西1市3町には、今月から放送が始まったNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のゆかりの地が数多く存在する。これらスポットの情報発信のほか、2月には関連イベントが小田原市内で予定されており、県や市町はドラマを通じた街の魅力発信に力を入れている。
源頼朝に仕え、初期の鎌倉幕府を支えた13人の御家人らの活躍などを描く同ドラマ。放送開始に先駆け、神奈川県は昨年末、県内の関連スポットを紹介するウェブページ「ゆかりの地めぐり」を開設した。1月11日現在、県西1市3町にある14カ所が「ゆかりの地」として紹介されている。
小田原市石橋にある県指定史跡の石橋山古戦場もその一つ。1180年、頼朝軍が平家方と戦った「石橋山の合戦」の地だ。そばに建つ佐奈田霊社は、この戦いで討ち死にした佐奈田与一義忠を祀っており、霊社の傍らには与一の遺骸を葬ったという与一塚が建っている。
湯河原町の山中には、石橋山の合戦で敗れた頼朝が追手から逃れるため身を隠したという巌窟「しとどの窟」がある。また真鶴町には、敗走する頼朝が房州(千葉県)に向かって船出したという「源頼朝船出の浜」があるほか、箱根には頼朝が厚く崇敬したという箱根神社がある。
出演俳優のトークショーも
小田原三の丸ホールでは2月20日(日)、市がNHK文化センターなどと共催し『鎌倉殿の13人』スペシャルトークを開催(開演午後3時)。出演する俳優・佐藤B作さんがドラマを紹介する。申し込みは同センターHPで(2月3日(木)締切)。問い合わせは同センター【電話】03・5738・8608。
市観光課は「市の歴史への関心を高めてほしい。また将来、北条五代の大河ドラマ化にもつながれば」としている。
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