小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2022年9月3日
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昨年9月の真鶴町議選で初当選した木村勇町議(39)の陣営関係者が選挙人名簿を撮影した問題で8月29日、木村氏は議員を辞職する意向を明らかにした。
木村氏は昨年9月7日、真鶴町選挙管理委員会に選挙人名簿の閲覧を申請。陣営協力者の土屋由希子湯河原町議(40)が、約800人分の有権者の氏名、生年月日、性別、住所の記載をタブレット端末で撮影し、木村氏や支援者と共有した。閲覧内容を記録する方法は、筆記(手書きによる書き写し)に限られており、撮影等は認められていない。
今年8月24日に名簿の撮影を行ったことが明らかになり、公職選挙法に抵触する可能性があることから、木村氏は翌日25日の真鶴町議会全員協議会で経緯を説明。さらに7月の議会報告会において「名簿300人分を書き写した」と虚偽の説明をしたことも認めた。
木村氏は「私の選挙の不祥事。主体性がなかった。9月の議会定例会後に、辞職願を提出する」と話した。
土屋氏は進退について、自身のSNSで「弁護団に相談し、最終的に決めたい」と発信している。(8月31日起稿)
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