神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

音楽ボランティア活動が500回目を迎える 平井 吉宜(よしたか)さん 小田原市北ノ窪在住 78歳

公開:2023年1月14日

  • X
  • LINE
  • hatena

歌と笑いで喜びを

 ○…音楽ボランティアを続けて18年。楽器奏者と介護施設などを訪問し、施設利用者と一緒に歌唱を楽しむ場をつくってきた。「皆さんに歌っていただく動機づけをしているだけ。私たちの演奏会ではない」と利用者目線で、その日楽しく歌える曲を約150のレパートリーから選ぶ。月約3回のペースで開催し、1月末には500回目を迎える。「振り返ると、よく続いたもんだ」

 ○…「会社員時代は人一倍働いた」。定年退職後は趣味の写真に没頭するはずだったが3カ月ほど経った後「これがずっと続くのか」と立ち止まった。母が認知症で施設に入所したことを機に介護の資格を取得。通所介護施設に勤めた。その後アコーディオン奏者と出会い「ここから音楽ボランティアが始まった」。関係者らの間で評判を呼び市外の施設に訪問することも。忙しくも充実した日々を送る。

 ○…生まれも育ちも小田原で、25歳から北ノ窪に。地域の祭りに参加した時「お囃子の音源をラジカセから流していた」。ここに寂しさを感じ、自分たちで演奏しようと1984年に小田原囃子北ノ窪保存会を立ち上げた。「40年も教えていると、子どもが親になり、その子どもが習いに来る」と感慨深い表情。

 ○…「しゃべりが好きでね」。演奏会では、時代背景などを交えながら曲を紹介している。場の雰囲気をくみ取りギャグを挟んだり。―老化を防ぐには帽子(防止)をかぶると良い―。「笑えなくてもそれがまたギャグになる」。笑い、笑われ、この明るさで場の緊張がほぐれる。「500回は一つの区切り。まだ決めていないけど、元気なうちは続けていこうかな」。手持ちのギャグは現在進行形で増えている。これからも人に笑いと喜びを届けていく。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6

大橋 史明(ふみあき)さん

箱根登山電車3000形「アレグラ号」の就役10周年を記念した写真展を行う

大橋 史明(ふみあき)さん

秦野市室町在住 28歳

11月23日

中津川 樹生(みきお)さん

11月30日から開催されるODAWARAえっさホイおどり2024の実行委員長を務める

中津川 樹生(みきお)さん

松田町在住 28歳

11月16日

江成 結己さん

創立70周年を迎えた税理士法人エナリの共同代表を務める

江成 結己さん

小田原市城山勤務 34歳

11月9日

千石 ふみ子さん

令和6年度行政相談委員総務大臣表彰を受賞した

千石 ふみ子さん

真鶴町真鶴在住 70歳

11月2日

瀬戸 ひふ美さん

来春、「YES インターナショナルスクール 小田原校」を開校する

瀬戸 ひふ美さん

小田原市城山在住 40歳

10月26日

栗原 早苗さん

ヴォックス音楽吟詠会の全国決勝大会「81歳以上の部」で優勝した

栗原 早苗さん

小田原市荻窪在住 82歳

10月19日

あっとほーむデスク

  • 11月23日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 11月9日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 1/Fゆらぎ

    元セリエA記者・佐藤貴洋がFリーグ解析

    1/Fゆらぎ

    1/fゆらぎのような「五感に響く心地よさ」をFリーグで

    11月23日

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook