学校法人小田原教育メディア(西和彦理事長)が1月15日に、関東学院大学小田原キャンパス(小田原市荻窪)の建物の売買契約及び土地の譲渡契約を締結したことが本紙の取材で分かった。同法人は日本先端大学(仮称)の開学を2025年4月に予定している。 (1月18日起稿)
日本先端大学(仮称)は工学部単科の4年制大学で、米国マイクロソフト副社長、株式会社アスキー社長、マサチューセッツ工科大学客員教授などを歴任した西理事長ら設置準備委員会が、20年から関東学院大学、小田原市と3者で協議を進めてきた。
当初は22〜23年の開学を目標にしていたが、新型コロナの影響で大学設置のための調整が遅れていた。舘野功副理事長は「いよいよ形になってきた。世界に羽ばたく若者を育てていきたい」と話している。同法人は今後、所有権移転登記を7月に、大学設置申請を10月に行う予定。1学年150人を募集し、表面・超原子先端材料工学、医工学、IoTメディア、移動体工学、地球・月学の5コースを設ける。
同キャンパスは関東学院大学が1991年に法学部を開校、2017年に横浜へ学部移転後は、大学院と国際研究研修センターなどに活用している。今回の件について同大学広報課は「詳細が固まり次第発表する方針」としている。
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