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国府津駅 期間限定ミュージアムに 歴史と思い出、振り返る

文化

公開:2023年2月25日

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展示品を紹介する宮里駅長(左)と本藤さん
展示品を紹介する宮里駅長(左)と本藤さん

 鉄道開業150年、国府津駅開業135年を記念し、3月31日(金)まで国府津駅(宮里豊駅長)で「みんなのこうづ 思い出ミュージアム」が開催されている。地域住民らから集めた、同駅の思い出や写真を展示している。

 1887年に開業し、ターミナル駅として多くの人が訪れた国府津駅。明治中期から大正にかけ鉄道の街として栄えた。機関車を収容する機関区が存在感を放っていたという。熱海線(現在の東海道本線)の開通や路線の電化、機関車の運行停止など、時代の流れとともに機関車基地としての役割を終え、1982年に機関区も撤去された。

 「国府津には何もないと言われるが、鉄道の歴史がある」と、同駅職員の本藤絢香さんは魅力を伝える企画を考え、地域の老若男女から同駅にまつわる63のエピソードと写真14点を集め改札前と駅構内に展示。また地域に協力を呼びかけ、地元パン店の古谷恵瑠花さん=人物風土記で紹介=が「飾りパン」で鉄道を表現。東海道線で初めて駅弁を販売した駅として、東華軒の駅弁の歴代の掛け紙などを展示している。期間中は、鉄道利用者に記念ポストカードを配布している。本藤さんは「地域の人と一緒に思い出を振り返れたら」と話した。

鉄道を表現した「飾りパン」
鉄道を表現した「飾りパン」

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