神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

神奈川県警 高齢者講習初の出張 待ち期間短縮へ 5月から

社会

公開:2023年6月3日

  • X
  • LINE
  • hatena
諏訪の原公園の駐車場で行われた実車指導
諏訪の原公園の駐車場で行われた実車指導

 運転免許更新時、70歳以上に義務付けられている高齢者講習などについて、神奈川県警は5月から小田原フラワーガーデンと県立おだわら諏訪の原公園を会場に「出張開催」を開始した。受講待ち期間の短縮が目的で、県警によると県内では初めて。

 高齢者講習は運転免許の更新や再取得する70歳以上が対象で、講義や実車指導(普通自動車対応免許)などがある。加えて75歳以上は認知機能検査、一定の違反者は運転技能検査を受ける必要がある。

 実施会場は自動車教習所や運転免許センター(横浜市)があり、受講や検査の予約を入れる必要がある。しかし近年、高齢者の増加に伴い、待ち期間の長期化が課題となっていた。

受講の待ち日数全国平均の2倍

 県警察本部運転免許本部によると、高齢者講習の待ち日数は全国平均で28・7日で神奈川県平均は35・1日。さらに神奈川県西部は平均64・0日で全国平均と比べて2倍以上となっている(2023年3月末現在)。これまで運転免許センターで講習・検査の受け入れを拡大していたものの、県西地区からは遠方で利便性が悪いことから、県西地区で会場を設けて高齢者講習と認知機能検査を実施することにした。

 5月23日から26日におだわら諏訪の原公園の駐車場の一部を利用して実車指導、小田原フラワーガーデンで講義と検査を実施。4日間で、約50人が参加した。

 受講した男性は「講習受講場所の選択肢が増えるのは嬉しいこと」と話した。同本部は「県西地域にお住まいの高齢運転者の方の利便性向上につながれば。また実施場所が公園なので、受講を通して足を運ぶ機会になれば」とコメントしている。

 今年度は同会場で9月までに毎月4日間実施する予定。予約、問い合わせは県警運転免許センター高齢者講習等予約専用ダイヤル【電話】0570・050・504(平日午前9時〜午後4時)。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

新玉小で奉安庫を発見

新玉小で奉安庫を発見

戦前・戦時中の学校伝える

11月23日

有償ボラで介護人材確保

有償ボラで介護人材確保

小田原市、プラスロボと協定

11月23日

「歌とダンスで笑顔に」

「歌とダンスで笑顔に」

同窓会を機にフェスタ企画

11月16日

整備・活用の方針示す

旧市民会館跡地エリア

整備・活用の方針示す

小田原市 基本構想を発表

11月16日

男子駅伝、県で2連覇

相洋高校

男子駅伝、県で2連覇

1区から抜け出し完全優勝

11月9日

3事業にグッドデザイン賞

3事業にグッドデザイン賞

地域に根差す事例が高評価

11月9日

あっとほーむデスク

  • 11月23日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 11月9日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 1/Fゆらぎ

    元セリエA記者・佐藤貴洋がFリーグ解析

    1/Fゆらぎ

    1/fゆらぎのような「五感に響く心地よさ」をFリーグで

    11月23日

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook