小田原市周辺の音楽のプロ、アマ、愛好家らで活動する小田原音楽連盟による「ピアノと弦楽によるアンサンブル」が7月9日(日)、小田原三の丸ホールで開催される。ショパンやシューマンなどの曲に加えて、初の試みとして小田原市在住の作曲家・徳山美奈子さんの曲を演奏する。
徳山さんは、大阪府出身で東京藝術大学音楽学部作曲科、ベルリン芸術大学を卒業。1997年度のウィーン国際作曲コンクールなどで賞を受賞してきた。東京で作曲活動をしていたが、両親の介護がきっかけで5年前に小田原に移住した。移住後もNHK「みんなのうた」で採用された『しんかいぎょのまち』を手掛けるなど精力的に活動してきた。
小田原音楽連盟の副会長を務めていた舟山千秋さんが高校の先輩だったことから、移住を機に交流が深まり、去年の秋、代表作である、親元を離れていくときの感情をテーマにした曲『巣立つ鳥たちへ』の楽譜をプレゼントした。舟山さんからコンサートでの演奏を提案され、徳山さんは「素晴らしい演奏家によって弾いてもらえるのは曲が輝く」と今回の企画がスタートした。
コンサートは午後2時に開演。チケットは同ホールほかで販売中。問い合わせは、同連盟・白井さん【電話】0463・72・1015。
小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|