選挙人名簿不正コピー問題により、解職請求(リコール)の署名運動を経て手続きが進められている状況を受け、松本一彦真鶴町長は7月14日、町役場で記者会見を開いた。自身の進退について、改めて「公民権が停止するまで町長を続ける」との考えを示した。
解職請求に必要な有権者の3分の1以上の2362筆が集まったことに対し、松本町長は「民意は受け止めているが、署名の集め方には苦情も届いている」とし、署名35件に対し異議申し立てを行ったことを発表。町長自ら縦覧したことに対しては「(縦覧することを)承知した上で署名している。被請求者に認められている権利なので問題はない」と主張した。さらに、「法律に則り、住民投票で民意を問いたい」と話した。解職請求の本請求が通れば、8月下旬から9月中旬に住民投票が実施される見通し。
真鶴町では、副町長不在の長期化を受けて6月1日から30日にかけて副町長候補者を公募し、町内外から28人の応募があったが、公募期間内に松本町長へ解職を求める住民による署名が町選挙管理委員会に提出されたことなどを受け、7月12日に副町長候補者選定の手続きの中止を決定、発表した。松本町長は「選定を続けることを模索してきたが、(町長職を)失職する可能性などをトータル的に考え、候補者の名前を公表する選考に入る前に中止することにした」と話した。
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