松本一彦真鶴町長による選挙人名簿等の不正流出問題をめぐり、町選挙管理委員会は7月27日、町民による政治団体「真鶴の未来をつくる会」(青木嚴代表)が集めた松本町長の解職請求(リコール)の署名数が確定し、法定数を上回ったことから、請求を受理した。9月末までに住民投票が実施される見通し。 (8月2日起稿)
町選管によると、署名者総数は2427人で有効署名総数は2350人だった。無効総数は77人だった。解職請求に必要な署名数は有権者数の3分の1となる2073人(6月1日時点)。
「投票の結果待ちたい」
請求が行われることを受けて27日に真鶴町役場で記者会見を行った松本町長は「解職を求めて署名活動が行われたことは、民意であることは受け止めている」として、進退については、これまでどおり「職を失うまで町長を続ける。住民投票の結果を待ちたい」と述べた。住民投票の結果、失職した場合の町長選については「まだ決める時期ではない。これから考える」と話した。
署名は、被請求者である松本町長自身にも縦覧が認められており、58人を対象とした35件の異議申し立てを行った。審査の結果6件、12人分の署名が家族の代筆を理由に無効となった。松本町長は「私1人が見たもので12人分の無効があった。署名の集め方に問題があったと考えている」と話した。
署名を集めた「真鶴の未来をつくる会」の青木代表は「本請求ができたことは、会として代表として胸がいっぱい。これから住民投票に向け、3000票の解職賛成を集めたい」と話した。
9月末までに解職の是非を問う住民投票があり、投票者の過半数が賛成すると松本町長は失職する。
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