新しい小田原へ― 意見広告 持続可能なまちづくりへ 小田原市議会議員 大川ゆたか
「新病院」建設費の増額について
市議会9月定例会が10月5日まで開催され総額12億7570万円の補正予算が成立しました。そのなかで整備が進められている「小田原市新病院」の建設事業費の補正予算が可決されました。示された事業費は約260億円で、これは基本計画時(2020年12月)の198億円、プロポーザル提案時(21年10月)の約164億円からそれぞれ62億円、96億円の増額となります。
要因は、建設工事では特に電気、給排水衛生、空調といった設備工事の上昇率が大きく、加えて物流コストや人件費の高騰など複合的なものです。また病院機能強化等のため延床面積はプロポーザルの提案から1062平方メートル増えています。
各種補助金や地方交付税における病院建設の建築単価上限引き上げ措置を見込むと、市の一般会計の実質的な財政負担は基本計画時の想定とほぼ同水準となります。また新病院の建築単価は約63万円/平方メートルで、公表されている他の同規模の病院建築単価と比べて抑えられています。
2026年春開業に向け適正に建設が進むよう、引き続き注視してまいります。
コンテンツ育成へ踏み込んだ施策を
現在、ラグビーW杯フランス大会が開催中で好試合が繰り広げられています。城山陸上競技場では、今年だけでもラグビー全国女子選手権の決勝戦、関東大学ラグビー公式戦、プロリーグのプレシーズンマッチの試合が行われるなど実績を重ねています。
市は、スポーツ競技全般への公平な姿勢が前提ですが、一方で交流人口増、地域経済活性化にも寄与するスポーツコンテンツの育成には行政のサポートが不可欠です。城山陸上競技場は交通アクセス、急傾斜のスタンド改修、大型掲示板の新設など具体的な課題も上がっています。ラグビー人気が高まっているこの好機を逃さぬよう、一歩踏み込んだ施策を働きかけてまいります。
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