小田原市蓮正寺在住の作家・最勝寺朋子さんが描いた絵本『犬ずもう』が11月上旬に(株)めくるむから発刊される。
約2年前に食品ロスなどをテーマにした絵本『しらすどん』でデビューした最勝寺さん。今回は「大人の評価よりも、自分が子どものときに読みたいと思う絵本を作ろう」と制作に取り組んだ。構想が思いついたのは去年の終わり頃。犬がじゃれて遊ぶコミュニケーション、通称「ワンプロ」を相撲の取組に見立て、親しみやすく描くイメージが湧いた。「このとき思い浮かんだ手作り感やリズム感を大事にしたい」と絵はあえてラフに、またリズム感が音読することで伝わるように文章を書いている。
「犬は可愛いぬいぐるみではなく、生物学的にオオカミとほとんど差がない。相撲のときは野生の表情・行動を見せ、オオカミに変身する。身近な存在から、ほかの生き物に興味が広がる入口になれば」と話している。
同作品は、平井書店や伊勢治書店など市内店舗で販売されるほか、ネットでも予約受付中(1980円)。
刊行を記念して11月19日(日)まで小田原駅東口図書館で原画展を開催中。5日は同会場で午後2時から3時半まで、ワンワン紙ずもう大会小田原場所を開く。申込不要、定員20人(小学生まで)。
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