プロジェクト「メダカーズ100」を中心になり支える 奥津 洋一さん 小田原市桑原在住 63歳
メダカと農地を守る
○…県内で唯一、小田原市桑原・鬼柳地区に生息する野生メダカの保全に取り組むプロジェクト「メダカーズ100」。参加3団体のうち休耕田の復田を担う「(一社)おだわら農人めだかの郷」とそこで収穫した米を販売する「(一社)桑原・鬼柳めだか米の会」の副代表理事を務める。プロジェクトは12月に始まったばかり。「若い世代のメンバーを増やし、活動を引き継いでいきたい」とメンバー100人を目指す。
○…小田原市桑原で生まれる。小学校から大学までサッカーに打ち込み、小田原高校2年のときには県ベスト4の成績を残し「青春だった」と懐かしむ。横浜市立大学商学部を卒業後、金融機関に就職し、40代で保証会社に出向。定年まで勤め上げた。
○…「会社員時代は休みの日に農業を手伝うのが嫌だった」と専業農家の父の手伝いを片手間で行っていたが、定年後は「ちゃんとやらないといけない」と本格的に農業を始めた。約10年前に父が亡くなり、所有していた農地の半分を管理してもらっていたのが、めだかの郷。その縁もあって、昨年からもう1つの市民団体めだか米の会にも参加した。2団体の中心メンバーとしてめだか米の販売や休耕田の復田を引き受けている。「この年になって自然に触れ合え、体を動かす場があることはいいこと」
○…家での楽しみはアニメ鑑賞。テレビで放送をたまたま見たことがきっかけ。鬼滅の刃や呪術廻戦など次々と作品のタイトルが口から出てきた。劇場版を見るために一人で映画館に行くほどの熱中ぶり。週1で同級生と行うテニスや、5年前から再開したゴルフなどスポーツも楽しむ。「草刈りをしながらスイングの確認とかもしちゃって」と笑った。
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9月28日~11月5日