小田原箱根商工会議所と湘南ベルマーレフットサルクラブ(以下、ベルマーレF)が連携し、地域人材の育成を図る研修プロジェクト「B-SHINE(ビーシャイン)」が1月16日、スタートした。
同商議所とベルマーレFは昨年5月、スポーツを通じたまちづくり、地域の中小企業の課題解決につながる社会貢献事業への参画促進や人材育成を目的とした包括連結協定を締結した。
B-SHINEはその一環で、ベルマーレFが持つ人材育成研修のノウハウを活用した取り組み。初実施となる今回は、地元の6企業から社員が参加した。
同プロジェクトは3月まで、2日間のセッションを4回・全8日間で実施される。参加社員はベルマーレFのインターン生(大学生)、メンターとチームを組む。そして与えられた答申テーマ(課題)に対して情報収集等を行い、2回の中間プレゼンテーションを経て、最終的な提言を行い答申者に採択されることを目的に活動する。
初日、会場のおだわらイノベーションラボでは20人が4チームに分かれ自己紹介のほかに、「青春時代の一番の挫折体験」などを披露し理解を深めた。後半には、今回の答申テーマとしてベルマーレFから「この地域の社会課題を解決するプロジェクトを160立ち上げるために、一緒に取り組む人を1000人増やす施策を提言せよ」が発表された。
小田原百貨店から参加した小園大空さん(24)は、「同世代が多く話しやすい。他の企業の方と交流して、自分の会社にない価値観や考え方も持ち帰りたい」とにこやかに抱負を述べた。ベルマーレF・佐藤伸也社長は「育成と同時に、若者が働きたい企業であるか」が重要として、自社では研修が実施しにくい中小企業をサポートしたいという。また、プロジェクトをきっかけに地域に同世代の仲間ができることで「孤立による若者の離職の防止にもつながれば」と語った。
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