小田原市栢山在住の朝倉富久代さん(79)がこのほど、栢山地区の伝承をもとにした絵本『西栢山の石仏さま』を制作した。
朝倉さんは地域交流の場「ふれあいサロン」で昔話を語るほか、幼稚園で絵本の読み聞かせなどを行っている。その活動中に地域で伝わる石仏の話を聞き、興味をもった。2014年には地域の長老から石仏に関する資料を譲り受けた。弘法大師が諸国行脚で西栢山を訪れて病に苦しむ人々を救ったという内容が記されており、朝倉さんは心を動かされたという。そこで多くの人に伝えたいと、資料をもとに物語を作り上げた。
子どもから大人まで幅広い世代に楽しんでもらおうと、美術大学を卒業した姪に絵を依頼して絵本にした。サイズは21・1cm×21・1cmで全24ページ。朝倉さんは「絵のイメージが物語にぴったり合い、すてきなものができた。絵本は地域活動で活用していきたい」と話す。
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