神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

真鶴町 貴船まつり 開催迫る 町民一致し準備着々と

社会

公開:2024年7月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
西小早船の準備に取り掛かる町民ら(7月15日撮影)
西小早船の準備に取り掛かる町民ら(7月15日撮影)

 真鶴町で7月26日(金)、27日(土)に開催される「貴船まつり」の準備が順調に進められている。

 「貴船まつり」は真鶴の鎮守である貴船神社の例大祭で、華やかな花飾りや吹き流しで飾られた東西の小早船と神輿船などが、櫂伝馬(かいでんま)に引かれて海上渡御を行う船祭り。その歴史は古く、文献によると約350年前には祭りの原型といえる「船中祈祷」が行われたことが確認できる。1996年には国の重要無形民俗文化財に指定された。

移住者も協力

 祭りの担い手不足に直面している貴船まつり推進本部は今年6月、事前説明会を初めて実施。町内在住に関わらず祭りへの協力を呼びかけた。説明会には移住者を中心に約80人が出席。西小早船の準備には9人の移住者が協力した。3年前に真鶴へ移住し、今年から祭りに参加した男性は「祭りに興味があったが参加方法が分からなかった。地元の人と交流でき楽しんでいる」と話した。

海上渡御の再開に向けて

 従来の祭りでは東西の小早船2隻が真鶴港内を渡る海上渡御などの海上行事を実施する。近年は台風やコロナ禍の影響で中止していたが、去年6年ぶりに「東西小早船の水浮け(進水式)」を再開。今年は去年と同様水浮けまでの実施だが、来年は海上渡御の再開を予定している。推進本部長の大石和紘さん(46)は担い手の増加について、「協力もあり、従来一週間かかる飾り花の準備が一日で終わった。来年に向けて人員を集めたい」と期待を込めた。また今年の祭り開催について、「本格的に貴船まつりを再開させるための重要な位置づけとなる。なんとかつないでいきたい」と意気込んだ。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

未来のリーダー輩出へ

未来のリーダー輩出へ

7回目の小田原藩龍馬塾

9月14日

小田原支援学校が作品展

小田原支援学校が作品展

9月30日から UMECOで

9月14日

県研修大会で初優勝

県研修大会で初優勝

泉中女子ソフトテニス部

9月14日

まなかふぇで介護、認知症相談

まなかふぇで介護、認知症相談

間中病院で

9月14日

ヨガと相撲で健幸生活

ヨガと相撲で健幸生活

9月21日、市内国府津で

9月14日

小中学生40人が参加

小中学生40人が参加

小田原珠算競技大会

9月14日

あっとほーむデスク

  • 9月7日0:00更新

  • 8月31日0:00更新

  • 8月24日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月14日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook