小田原が取り持ったいくつもの”縁”が重なった作品が公開――。
小田原シネマ館で8月2日(金)から15日(木)、小野武彦さんや貫地谷しほりさん、宮崎美子さんらが出演の映画「シェアの法則」が上映される。同作のプロデューサーを務めたのが小田原高校出身の柳川直隆さん(55)だ。
シネマ館の名誉館長の一人で、俳優の合田雅吏さんとは小田高の同級生。「昨年の同窓会でたまたまシネマ館や作品の話をしたのがきっかけ」だが、同作の脚本を担当し、出演もする岩瀬顕子さんは映画「二宮金次郎」で金次郎の母役、主題歌は小田原に移住した歌手の澤田知可子さん。「小野さんも小田原市役所でドラマの撮影をしていたことがあるんです。小田原で上映できて良かった」と、浅からぬ小田原との関係を柳川さんは笑顔で語る。
「シェアの法則」はシェアハウスの住人と大家が繰り広げる起伏ある日常の中に、現代のさまざまなトピックが織り込まれた物語。しんみりすることなく、観終わった時の爽やかな印象も同作の特徴だ。
柳川さんは「人と人との関係性や寛容性にもっと関心を持ってもらいたかった。コロナ以前にあった当たり前を改めて感じてほしい。私たち世代も若い世代にも楽しんでもらえたら」と作品に込めた思いを話す。
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