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7月1日付で小田原市消防本部の消防長に就任した 黒栁 幹雄さん 小田原市栢山在住 58歳

公開:2024年7月27日

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黒栁 幹雄さん

「積小為大」で生命守る

 ○…県西2市5町を有し、県内で最も管轄面積が広い小田原市消防。その舵取り役である消防長を任された。本庁舎の屋上からは相模湾や丹沢山系など管轄地域を見渡せるといい、「地域の安全・安心を守ることが我々の使命。組織一丸となって取り組んでいく」と、襟を正す。

 ○…二宮尊徳生誕の地、小田原市栢山で生まれ育った。「中学校の校歌にも尊徳の教えが入っていて」と報徳仕法の4つをそらんじるほど身近な存在で、座右の銘も尊徳の言葉『積小為大』。中高時代はバスケ部で汗を流し、大学では部活動で日本各地の農村に赴き、地域の文化や風習を調べた。「その土地の公民館で寝泊まりし、2週間近くかけて調査して。地域にだんだんと受け入れてもらい、食事をごちそうになったことも」と懐かしむ。

 ○…卒業後は消防の道へ。現場だけでなく、予防や防災業務、アメリカ視察など幅広く携わってきた。20代のときに幼年消防クラブ10周年記念行事を担当。そのときに企画した子どもたちによる消防車の絵画展示は、今でも続いている。「学んだ先には人との出会いが必ずあり、自分を成長させてくれた。それが積み重なり、今日につながっている」と頬を緩ます。

 ○…「消防は人があってこそ」といい、「新型コロナや災害など、予期せぬことが次から次へと起こる時代。適切な対応ができる人材の育成が必要」と表情を引き締める。また地域防災の一翼を担う消防団には「地元を守るために活動いただきありがたい」と感謝する。「常備消防と消防団が両輪となり、ゆるぎなく持続的に地域を守りたい」。妻との愛犬の散歩やまち歩きが息抜きの時間。知らない土地での新たな出会いや、交流のひとときを楽しんでいる。

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