神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

箱根・強羅 大文字焼、地域一丸で継承 8月16日の開催に向け

文化

公開:2024年8月10日

  • X
  • LINE
  • hatena
草刈りを手伝う参加者ら(上)。作業を前に山頂の祠で安全を祈願した
草刈りを手伝う参加者ら(上)。作業を前に山頂の祠で安全を祈願した

 開催を来週の16日(金)に控える「箱根強羅温泉 大文字焼」。100年以上続く伝統行事を継承していくため、地元の青年会や観光協会、観光事業者らが協力して準備に取り組んでいる。

 「大」の字が灯されるのは明星ヶ岳の山腹、標高900mあたり。6月中旬に点灯地点に行くと斜度40度の急斜面に、風にそよぐ草木が茂っている。大文字焼の開催に向け、約2カ月間で草刈りや松明作りなどの準備を人の手で進めてきた。

 これまで宮城野青年会が実働を担ってきたが、会員減少による人手不足が課題となっていた。そのため、3年前からは箱根強羅観光協会が地元の観光事業者に協力を呼び掛けて実施してきた。今年は延べ約120人が参加し、額に汗を流しながら準備を手伝った。同観光協会の田村洋一会長は「ホテルのフロントや板場の人が来てくれた。地道な作業で大変だが、現場を知ることで大文字焼当日に、観光客に伝えられることも増える」と事業者にとっての意義を話した。

 元々は観光客の慰安のために始まった箱根の大文字焼。関東大震災を機に、送り火の意味が込められるようになったという。継承に尽力する人に思いを向けるとまた一味違った楽しみがあるかもしれない。点火は午後7時30分、同時刻に打上花火やナイアガラが夜空を彩る。強羅駅前ではビアガーデンや強羅音頭盆踊りなどのイベントも予定している。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

ミナカで行政書士フェスタ

ミナカで行政書士フェスタ

法律家が街頭で無料相談

11月28日

若手声楽家が歌声披露

若手声楽家が歌声披露

12月14日にコンサート

11月27日

華麗な演舞でえっさほい

華麗な演舞でえっさほい

30日、1日、市内5会場で

11月26日

小田原紙器工業と締結

大雄山線・和田河原駅の副駅名権 伊豆箱根鉄道

小田原紙器工業と締結

11月25日

公園でスケボー楽しむ

公園でスケボー楽しむ

イベントで多世代が集結

11月23日

健康増進に向け講座

小田原薬剤師会

健康増進に向け講座

11月23日

あっとほーむデスク

  • 11月23日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 11月9日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 1/Fゆらぎ

    元セリエA記者・佐藤貴洋がFリーグ解析

    1/Fゆらぎ

    1/fゆらぎのような「五感に響く心地よさ」をFリーグで

    11月23日

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook