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コンテスト「Beauty Japan2024」の日本大会に出場する 笠 由里香さん 小田原市別堀在住 32歳

公開:2024年10月5日

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笠 由里香さん

使命を生きる

 ○…歴史ある臨済宗の寺に生まれた2人姉妹の長女。使命を生きる、その姿が認められ、社会に貢献して美しく生きる女性を発掘するコンテスト「Beauty Japan2024」の日本大会出場が決まった。「お寺に生まれたことを恨んだこともあったがその使命を再確認して前向きに生きている姿を見せられたら」と笑みを浮かべる。

 ○…父が住職。後を継ぐには髪を剃り3年以上の厳しい修行に出なければならない。5歳の頃から言い聞かせを受け「何で私なの?」と決められた将来に対して疑問や不満を募らせていた。かといって使命に抗うこともできず、不満は心の内に溜まるばかり。小学生のときは「卒業文集も好きに夢は書けなかった」

 ○…小田原高校を卒業し、大学は都内へ。心のことを知ろうと青山学院大学・大学院で「心理学」を専攻した。葛藤の正体と向き合った学生時代。心理療法で「継ぎたくない」という気持ちを言葉にして吐き出したとき、「私を縛っていたのはお寺ではなく、私の心だった」と気付き、同時に「お寺を大切に思う気持ち」も湧いてきた。葛藤を手放し前向きになれた瞬間だった。覚悟を決めて髪を剃る勢い。それを見た交際中の彼(現夫)が仕事を辞めて、代わりに出家をした。

 ○…夫とともに、寺で始まった第2の人生。歴史や文化を継承したい思いとは裏腹に、現代は墓じまいや寺離れが進む。「それだと心の拠り所がなくなるのでは。お寺をもっと身近に、安心を届けられる場所にしたい」と映画上映会や座禅体験イベントを開催して地域の人と新しい接点を作っている。2年前に生まれた子どもは男の子だった。「お寺は楽しいと背中で見せるしかない。まさかそんな風に思うとは、不思議ですね」

まっとうな政治を今こそ!佐々木ナオミ

さまざまな分野で課題が山積する日本社会、 いま待ったなしの大胆な改革や変化が求められています!

https://naomi-sasaki.com/

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