フランスで開催された「パリ2024パラリンピック」で小田原市出身の鳥居陽生(はるき)さん(20)がゴールボール競技で金メダルを獲得した。その栄誉を称えて、10月11日に小田原市役所で祝賀セレモニーが開催された。
市によると、オリンピック・パラリンピックで同市出身の選手が金メダルを獲得するのは初。加藤憲一市長は「私も関心を持って見守っていた。期待を大きく超え、小田原初の金メダル。大変うれしいこと」と、市民らとともに鳥居さんの凱旋を喜んだ。
「できない」を「できる」に
かつて高校球児だった鳥居さん。相洋高校野球部のピッチャーとして甲子園を目指していたが、病気による視力の低下でその道が途絶えた。しかし「目標がないと生きていけない」と、気持ちを切り替えゴールボール競技で頂点に立つ目標を設定したという。「『できない』を『できる』に変える」をモットーに前向きに練習に励み、わずか3年で目標を達成した鳥居さん。「やってきたことは間違っていなかった」と振り返った。今回は6人チームの最年少だったが「次は自分が引っ張っていけるよう、4年後に向けて準備したい。目指すは連覇」と語った。
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