関東5県で飼育された肉牛の品質を競う「第65回関東肉牛枝肉共進会」が10月23日まで、東京都中央卸売市場で開催され、南足柄市の長崎牧場(長崎光次代表)が出荷した「長崎1」が最優秀賞を受賞した。
部門は第二部交雑種で、各県の予選を通過した14頭が審査された。最優秀賞に輝いたのは月齢27カ月の雌。肉の格付けは最高の「A―5」、霜降りの度合いを示すBMSは交雑種では高い「9」だった。
同牧場では飼料に炊いた米や麦のほか、県内の酒蔵や醸造所の酒粕、ビール粕を配合し、かながわブランド「相州牛」として出荷している。
長崎代表は、夏の暑さ対策の苦労を振り返りながらも「おいしい肉を皆さんに食べていただきたい」と受賞を喜んだ。
小田原市の食肉卸・中川食肉は、同牧場と協力して「相州牛」ブランドの普及や品質向上に取り組んでおり、今回の受賞牛の枝肉(549kg)も競り落とした。中川大輔専務は「生産者の思いやコンセプトなど、牛肉にまつわる物語を知れば、いっそうおいしさを感じてもらえるのでは」と笑顔を見せた。
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