山の学校 137年の歴史に幕 山北町立共和小学校が3月26日に閉校式
山北町の大野山のふもと、標高331メートルに校舎が建つ「山北町立共和小学校」(皆瀬川275、下澤豊校長)。社会の産業構造の変化などにより地域の子どもの数が減り、この3月31日をもって137年の歴史を終えることになった。
共和小の児童数は平成14年度頃には15人前後だったが、19年度には10人となり、以降減少の一途をたどり、今年度は在校生が6年生3人だけとなった。新1年生が当面入学しないことなどから、町では昨年11月、学校統廃合の一環で共和小の閉校を決めた。
同校で最後となる卒業式が3月23日に挙行された後、3月26日には町や地域、学校関係者ら約170人が出席し閉校式(9時30分〜)と閉校の集い(10時40分〜)が行われ、最後の思い出の一時を過ごす。
共和小学校は明治7年に皆瀬川鍛冶屋敷で開設。大正3年に現在の場所に新築移転する。昭和9年には在校児童が最多の121人に。昭和22年4月、共和村立共和小学校となり共和村立共和中学校を併置する(児童数90人、生徒数44人)。昭和30年に町村合併により現在の山北町立共和小学校に改称された。
歴代46代目となる校長の下澤さんは「閉校を聞きつけ、年配の方々が母校を懐かしみ訪ねてきて下さっています」。「閉校は寂しいことですが、卒業した子どもたちには学校を心のよりどころ、心のふるさとにしてほしい」と思いを語る。同校では「閉校式には多くの卒業生に来てもらいたい」と呼びかけている。
![]() 昭和22年頃の校舎。右側は敷地内に併設された中学校
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![]() 下澤豊校長
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