「朝ドレファ〜ミ♪のうた」を作曲した 齋藤 隆夫さん 南足柄市狩野在住 53歳
人を繋ぐ音楽の魅力
○…JAかながわ西湘の設立5周年を記念して誕生した「朝ドレファ〜ミ♪のうた」を作曲した。店内で曲に合わせてリズムを取り、特徴的なフレーズを口ずさむ買い物客の姿に喜びを感じたという。「アレンジを経て、プロの歌い手に歌われると同じ曲でもこんなに立派になるんだと感心しました」と満足そうな表情。詞に曲をつけるのは初めて
○…小田原市出身。もともと音楽の道に進むつもりはなかったが、人生の節目で様々な人に後押しされている。小学4年生の頃、音楽教諭の提案で少年少女合唱隊に入隊し、音楽人生をスタートさせる。高校時代、所属していた吹奏楽部の顧問で全国大会用の課題曲も作曲していた先生に、トランペットでの音大受験を勧められて進学。「小学校の頃からトランペットに憧れていたので、尊敬する恩師に認められたと思い、舞い上がった」と振り返る。
○…卒業後、教職に就き、生徒を指導するためにリコーダーの専門家に師事し、学び始める。「初めは指導するためだったけど本格的にはまってしまいました」。現在では勤務する山北中学校で授業の課題用に作曲したり、自ら演奏グループを立ち上げ、定期的に演奏活動も行っている。主婦や子どもたちへの指導もするほか、オーケストラでの指揮など、幅広く活動している。
○…生徒指導と音楽活動で忙しい毎日を送る中でも家族の時間を大事にしており、年に一度のスキー旅行のほか、誕生日などはできるかぎりみんなで祝うという。結婚記念日や誕生日など、節目節目には妻へのプレゼントは欠かさない愛妻家の一面も。
○…様々な音楽家、団体と関係を持つ中で、足柄地域にはまだまだ音楽を楽しむ文化が根付いていないと感じることがある。「音楽の素晴らしさに触れる機会を増やし、足柄地域に音楽を楽しむ文化を根付かせたい」と、これからも自身の夢の音符を五線紙に書き並べていく。
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