J-DAG講習会を開催した「チームあしがら」代表 高橋 純子さん 山北町都夫良野在住 47歳
「おたがい様」の心でまちづくり
○…防災リーダー養成講座を修了した足柄上地域の有志で結成した「チームあしがら」代表。このほどJ―DAG(発災直後の行動ゲーム)の講習会を開催し、地域の防災力向上に一役買った。「減災には『おたがい様』の心が大切。顔の見える訓練をすることで地域のつながりを再確認し、助け合うことができる。都心に比べ、県西地域ではまだまだそれができるはず」。力強く思いを語った。
○…鹿児島県出身。横浜の美術系短大へ進学し、卒業後ほどなくして結婚。30歳頃に家族で山北町へ移り住んだ。120年前の写真にも写っていたという築年数不詳の住まいは「立派な大黒柱や囲炉裏があり、風情がある」と夫婦で気に入った。「近所の人達にとてもよくしてもらい、この町に住んで良かったと思えた。何かお返しがしたいという思いが、今の活動に繋がっている」と述懐する。
○…40歳まで洋服の販売員や企業の人事部門など様々な仕事を経験。「ひと休みしようと思った時に自治会やPTA等の活動を知り、自分が地域のことを全く知らないことに気が付いた。参加することで地域や町の姿が見えるようになり、自分にも何か地域貢献ができるかもしれないと思った」と振り返る。まちづくりに目覚めた瞬間だった。
○…「まちづくりは人づくり。あなたならできると肩を叩いてあげて、地域のキーマンを作っていきたい。その人がさらに他の人へとつなげてくれるはず」。2012年、仲間とまちづくり団体「NPO法人夢キューブ」を発足し代表に。他のまちづくり団体・事業にも積極的に参加している。「出会いを大切に『おたがい様』の気持ちで、自分たちができることをやっていきたい」。
○…スケジュール帳に空き時間があれば「昼寝」と書き込む。「予定にしないと休まず何かしてしまう。だからこの時間は絶対に他のことはしないと決めています」とニッコリ。溢れる活力の秘訣が垣間見えた。
|
|
|
|
|
|