中学校軟式野球の春季県大会(第44回神奈川県中学校春季軟式野球大会、県野球連盟ほか主催)で、開成町の文命中学校が初優勝した。6月24日に県内クラブチームと8月の全国大会出場をかけた代表決定戦に挑む。
3年生17人、2年生5人、1年生5人の文命中は昨秋の県大会と関東北信越大会で準優勝し、春と夏の活躍が期待されていた。
県大会への出場権をかけて4月に行われた県西ブロック(22チーム)のトーナメントでは2回戦で山北を7-0、3回戦で湯河原を4-0で破った。準決勝の中井には2-1の逆転勝利、決勝戦は松田を8-0で下し県大会に出場した。
県大会には県内8ブロックから9チームが出場。初戦の日野南(横浜)を6-2、準決勝で相陽(相模原)を4-1で下し、1981年以来2度目の県大会決勝に駒を進めた。
決勝戦では3-6で迎えた最終回に8・9番が連打でつなぎ1番の加藤陸久が値千金の本塁打を放ち同点にすると、延長8回表にも7番から9番で作った好機に上位打線が連打で応え、5点を奪い試合を決めた。
石井克佳監督(35)は「今年は下位打線に力が付き打線に厚みが加わった。投手陣もそれぞれが成長しているので今後が楽しみ」と、手ごたえを感じている。
7番サードの翁安毅(おうやすたけ)主将は「控え選手も含めてチームがひとつになっている。あとひとつで横浜スタジアムへ行けるので勝って最高の夏にしたい」と話し、24日の代表決定戦に向けて気持ちを高めていた。
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