大井高校(為成雄司校長)が8日、生活支援技術科目を選択した2年生を対象に福祉の授業を行った。
大井高校は2007年度に県から福祉教育拠点校に指定されるなど福祉教育に力を入れている。2、3年次に福祉科目を選択した生徒は、地域の福祉施設と交流するなどしている。
この日は社会福祉法人県西福祉会(松本信輔理事長)が運営する障害者支援施設「足柄療護園」(南足柄市三竹)の職員と入所者5人を講師に招いて授業を行った。園に入所している吉田務さん(73)と秦野かんなさん(44)が、自身のリハビリの様子や経験談を話した。参加した生徒14人に「後悔しないように今を大事にしてください」と呼びかけた。
授業では言語聴覚士が実際に施設内であった事例をもとに相手のしぐさだけで気持ちを読み取る体験も行った。介護士を目指している2年生の女子生徒は「施設内で前向きに生活を送る様子を知り、働くイメージがわいた」と話した。
今後、生徒は福祉施設での実習や校内にある小田原養護学校分教室の生徒との交流などを行う。
足柄版のローカルニュース最新6件
|
タケ山にパノラマ写真4月5日 |
|
|
フォトコン入賞決まる4月5日 |
|