松田町議会が6日、町長提案の「まつだ乾杯条例」の制定案を全会一致で可決し、12日に町が同条例を施行した。町は今後、普及啓発のためのアイデアと普及啓発の推進サポーターを募集する方針という。
町が乾杯時の使用を推奨するのは、松田町にまつわる地酒や地ビール、お茶、ジュースなどの飲み物。
乾杯儀礼での飲用を奨励することで、町にまつわる飲み物の需要が増え、農業の活性化や加工品などの製造、販売促進につながり、町への郷土愛の醸成にも効果を期待している。
条例では、町に町産飲料による乾杯の普及啓発活動を求め、事業者にも主体的な取り組みと町や他の事業者との相互協力を求めている。さらに町と事業者の双方には、町民の協力が得られるための努力も求める。
町は今後、8月の観光まつりや11月の産業まつりなど催事で乾杯条例の啓発に努めるという。
松田町には日本酒の「松美酉」(中澤酒造)、地ビールの「足柄ハッピーモルト」(足柄地ビール)、「足柄ハッピーモルトうめびあ」(同)、「CITRUSびあ」(同)など酒類のほか、「足柄茶」(JAかながわ西湘)、「ほうじ茶」(同)、「梅の風」(同)、「みかん畑」(同)など、”町産”の飲料品がある。
県内では、大井町が2016年11月に施行した「地酒で乾杯を推進する条例」に次ぐ2例目の乾杯条例。地酒に限定せず、飲料品の対象を広く指定する例としては県内初という。
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