設立15年を迎えた車椅子レクダンスの会「矢車草の会南足柄支部」の会長を務める 飯田 進一さん 南足柄市塚原在住 80歳
元気の源はダンス
○…車椅子ダンスの普及に取り組む「矢車草の会」は全国各地にある。163番目に誕生した南足柄支部をまとめている。月1回、福祉施設の訪問が活動の中心で、『東京ラプソディ』など昭和の歌謡曲を中心に20曲以上の振り付けがある。70代で二度がんを患い、大手術を乗り越えた。体力こそ落ちたが日々の活動が元気の源。「みんなが笑顔になるのがいい。ハッピーが一番ですね」と意気揚々。
○…新潟県上越市、直江津の出身。旧国鉄の機関士だった父には「技術を身に付けなさい」と言われ育った。大学は得意の数学を生かして理工学部に進学。日立製作所の関連会社に就職し、エンジニアとしてコンピューターの設計を担当した。高度経済成長のなか新幹線の座席予約システム作りにも携わった。「達成感よりも、ちゃんと機能するか心配の方が大きかった」と振り返る。会社で隣の席だった「図面を描くのが上手な5歳年下のお嬢さん」をお嫁さんにもらった。
○…63歳で退職してからは「地域に恩返ししたい」と自治会活動に参加した。ボランティアに興味を持ち2002年に夫婦で車椅子レクダンスの養成講座に参加した。妹が30代から車椅子生活で「自分にできることはないか」と自問し続けていたことを思い出した。「まずは自分が楽しく」をモットーに過ごしてきた支部の仲間は平均年齢75歳になった。今年は15年間、着続け色あせたピンクのユニフォームを新調し、新たなスタートを切った。「仲間を増やしたい」という。
○…25年以上の社交ダンス歴がある。先に始めた奥さんを喜ばせようと、内緒で4カ月間レッスンに通った。あす25日の舞踏会に向けて夫婦で練習を重ねる。”スープの冷めない距離”に住む中1と小2の孫息子は週3回のペースで遊びにくる。学校生活の話を聴きながら「これから悩むことも増えると思う。いつも一番の味方でいたい」と成長を見守っている。
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