南足柄市千津島の田園地帯にある酔芙蓉農道で5日、地域のボランティア団体「千津島花紀行」(高橋達之(まさし)会長・40人)のメンバー14人と足柄台中学校(浄泉和幸校長)の1年生130人が剪定作業を行った。
酔芙蓉農道は「ふくざわ公園」東側を南北に通る場所にある。全長およそ1キロメートルで、約800本の酔芙蓉が植えられている。2011年から同校の生徒が総合学習の一環で作業に参加、花紀行のメンバーが前日に剪定した枝をまとめる作業を手伝っている。
高橋会長(83)は「中学生が手伝ってくれるおかげで早く作業が終わる。毎年助かっている」と話した。
千津島花紀行は同地区の住民が田園風景を生かして四季折々に花のある農村景観を創ろうと1995年から活動を始めた。97年からは住民の手でふくざわ公園の造成を開始、98年に公園の東側の農道に酔芙蓉を植栽して観光拠点を作った。公園が完成した2000年からは「酔芙蓉まつり」や「春めき桜まつり」などの花まつりを行っている。
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