開成町は2日、子育てタウンミーティングを開始した。2月中旬ごろまで町内5会場で開くミーティングには府川裕一町長も参加。車座に加わり町民と対話している。子育て世代の町民と町長が直接対話する機会を連続して設けるのは初の試みで「安心して子育てできる環境づくり」を重点施策と位置付ける開成町の特長を打ち出している。
子育てタウンミーティングは、町が毎年開催している広報広聴事業の「まちづくり町民集会」として職員が企画した。普段の町民集会は地域ごとに開催し、不特定の町民に参加を呼びかけている。町が取り組む主要事業を参加者に説明し、その場で出た意見を事業推進に役立ててきた。
今年度は、開成駅前への「子育て支援センター」開設や「ブックスタート」の開始など、新たに取り組みを始めた子育て支援サービスの周知に力を入れてきた。
昨年11月には10ページにわたる取材記事を広報紙で特集し、県の広報コンクールで表彰も受けた。
この流れを受けて開いたタウンミーティングは、町民集会では参加が少ない女性や若い世代にあえてターゲットを絞った。全5回で得られた声をもとに第5次総合計画後期実施計画の策定に役立てるという。
6日のタウンミーティングには10人が参加。「幼稚園から中学まで給食が導入されているのは魅力」、「発達障害児が地域で通える施設があれば小中学校に上がってもなじみやすい」、「子ども会の活動が縮小しているので対策が必要」など、子育て世代の母親たちが町長に直接声を届けていた。
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