1980年から山北町の中川温泉で宿泊研究所として営業を続けてきた「丹沢荘」が2日、38年間の歴史に幕をおろし閉館した。
79年完成の三保ダム建設で地域外に移転した地元関係者のための里帰り施設として建設された。中川温泉の特長であるアルカリ性単純泉で利用者のみならず観光客にも宴会や宿泊サービスを提供してきた。
運営元の神奈川県内広域水道企業団(海老名市社家)が宿泊施設としての存続を条件に今年5月に譲渡先を条件付き一般競争入札で募集。箱根町の株式会社ロハス(窪澤圭社長)が900万円で落札し、9月末に引き渡しが予定されていた。
(株)ロハスは箱根町仙石原や塔ノ澤、芦之湯など、リノベーションで再生した4軒の旅館を運営している。同社の窪澤圭社長は「行政や地域とも連携したい」と話している。
2015年度の丹沢荘の売上高は7264万円で宿泊客数は6847人。16年度は6838万円、6324人と減少傾向にあった。
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