南足柄市沼田にある豊玉香料株式会社小田原工場で16日、「香りの魅力を知る講座」が開かれた。南足柄市生涯学習課の講座で民間企業を会場にする講座として初めて実施したもので、男女20人が参加した。
大胡田稔小田原工場長ほか2人が講師を務めた講座では、香りの歴史や食品としての香料の話が説明され、飲料や食品などに使われるビンに入った香料を嗅ぐ調香体験も行われた。また、同社が現在手掛けている未病につながるという桑の葉の青汁や健康茶についての紹介もあった。
募集開始直後からキャンセル待ちがでるほど反響があった同講座。参加者らは熱心に耳を傾け、体験を楽しんでいた。
講座終了後、参加者からは、「地元に長いこと住んでいるが地域に香料の会社があることを初めて知った」という声や「工場の中でこのような体験ができたことに感謝したい」「講座を通して香料の奥深さを知ることができた」など、さまざまな感想が寄せられた。
大胡田工場長は「香料は食品の一部ということや、香料の良さを知ってもらえたらうれしい」と話していた。
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