南足柄市は市域の約7割を占める森林地帯を有効活用しようと、林業6次産業化による循環型地域づくりと、副(複)業人材を核とした人材育成、移住・定住促進事業を推進することを明らかにした。
南足柄市の森林地帯は良質豊富な水を生み出し、この水を求めて富士フイルムがこの地で創業し、同社とともに市は発展してきた。その後もいくつもの企業が進出し操業を続けている。
こうした背景もあり、森林資源を持続的に守り、林業従事者の高齢化と担い手不足などの問題を解決しながら、適正な森林事業を行っていくことを判断した。
林業の6次産業化については、市内の第一次〜第三次産業者と連携し、公共施設の木質化や間伐材製材による商品開発・製造販売を行う。幼稚園や学校を対象とした「木育」と「交流促進」も。
また、都市圏と近接性を背景にした副(複)業人材の獲得と受け入れを行う。ワークショップの開催などで小屋ビレッジの整備などを行い、将来的に移住・定住促進につなげる。
今年度に実態調査を行い、翌年は事業体設立準備に入る。4〜5年目には商品の販売開始を視野に入れ、定住促進事業を開始する見通しを立てている。
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