南足柄市は、4月1日に保育所等待機児童数が「ゼロ」になったことを明らかにした。年々利用申込み数が増える中、受け入れ施設を拡大することで対応した。また、放課後児童クラブについても受け入れ拡大策により、待機が「ゼロ」に近い状態に。市の子育て支援策が着々と整いつつあるようだ。
2020年から始まった「子ども・子育て支援新制度」に伴い、市では民間事業者とも連携し、利用定員数を拡大してきた。保育園の利用申込率も年々増加するという、さながら「いたちごっこ」の様相を呈していたが、この状況にもかかわらず「ゼロ」を実現した。6月1日の時点でも継続しているという。
市では、民間保育施設の開設・増改築や民間幼稚園の認定こども園移行に対する支援を実行。その結果、2020年4月1日の保育所等の状況は、施設数が10カ所、利用定員数が755人となり、2015年4月1日時点と比べ、施設数は2倍に、利用定員数は185人の増(32・5ポイント増)となった。
2020年度も就学前児童数に対する保育所等の利用申込数を示す「利用申込率」は前年度より上昇している。あいにくのコロナ禍により「登園自粛要請」が出るなど、今年の4月は子育て支援については逆風となったが、それでも「ゼロ」を実現するなど、保育ニーズに十分応えられる体制が整ったといえそうだ。
学童も受け入れ拡大
また、小学生を受け入れる放課後児童クラブについても、年々申込数が増加中。今年度については、2月20日時点で340人の利用申込みがあり、前年の41人増となった。これについてはクラス数を増やすことで受け入れ人数を増やし、ほぼ申込数と同数のキャパを確保したという。
その後も申込があり「ゼロ」の実現は果たせていないが、市では「制度の充実や要件の緩和なども含め、子育てしやすいまちづくりを、よりいっそう推進していく」と話し、子育て世代を支えていく構えだ。
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