19年に発生した台風19号の影響で崩落被害が発生し、全線開通のめどが立っていなかった南足柄市矢倉沢と箱根町仙石原をつなぐ県道731号(通称・南箱道路)。神奈川県はこのほど、早ければ2021年春を予定していると発表した。
南箱道路は既存の林道(約10・9Km)を県道に格上げする構想の下、「自然環境」や「経済性」などを考慮し、ルートを選定。2013年度に整備が開始され、20年3月の開通を目指して進められてきた。その間、既に取り付けられていたガードレールの刷新や、のり面の整備、道路の舗装、待避所を新たに設けるなどの作業が行われていた。
だが、19年に台風の影響を受け、県は道路の7カ所で崩落などを確認。それまでの工程が全面的に見直されて以降、開通のめどが立たないまま事業が進められてきた。
10月末時点では被害があった個所のうち、1カ所で復旧作業が終わり、残り6カ所で作業が進められている。一方、昨年台風被害があったこともあり、今後も台風等の影響を受ける可能性が懸念されている。
事業を管轄する県土整備局・道路部道路整備課の担当者は「状況次第では延期もありうるが、1日も早い開通を目指したい」としている。
地元は期待の声
関係地域では、道路の開通に伴う効果に対する期待の声も上がる。南足柄市企画課の担当者は「災害時の代替ルートになるとともに、観光振興をはじめとする地域活性化が見込まれる」と話している。
湘南巻き爪矯正院 小田原院無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」 |
<PR>
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|